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研究者(教員)情報

荒井 智行 (あらい ともゆき)

職位 経済学部 経済学科 准教授

学位 経済学博士

学歴 中央大学大学院経済学研究科博士後期課程修了
東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程中退

担当科目 経済学史、社会思想史、アカデミック・リテラシー、基礎演習、発展演習、専門演習

所属学会 経済学史学会、社会思想史学会、マルサス学会、日本イギリス哲学会、社会政策学会

専門分野 経済学史、社会思想史

研究業績報告書  

主な研究テーマ  「経済学史」とは、社会科学としての経済学がいかに生まれ、どのようにして発達してきたかを明らかにする学問であります。私は、経済学の創始者であるアダム・スミス以後のイギリス経済学の展開・変容のされ方について、特に関心を払っています。具体的には、(1)貧困対策と福祉政策を重んじるスコットランド経済学の特徴、(2)イングランドの大学で最初に経済学講義が行われた東インド・カレッジにおけるマルサスの経済学講義の特質と制度化について、それぞれ研究しています。

私の授業  「経済学史」では、各時代の背景も含めて、17世紀の重商主義から20世紀の経済学の展開まで幅広く考察します。それにより、現在の経済学が、300年以上の歴史を通じて、いかに形成・発展したのかを明らかにしていきます。また、今日の欧州の福祉国家が、いかなる経済学の歴史を通じて形成されてきたのかについても学び取ります。

 「社会思想史」では、ホッブズ、ロック、ルソーの社会契約論からアダム・スミスの道徳哲学(『道徳感情論』)等を経由して、ロールズ、センまでの社会思想を主に扱います。講義の後半では、近年のイギリス政治・経済の変化を見ながら、歴史上培われてきた社会思想が現実の経済や社会にいかに反映されているのかを考察します。以上の内容から、今日の経済学や福祉社会が、各時代の政治・社会の状況と思想とが深く関わり合いながら、いかに形成されてきたのかを探究します。

 講義では、毎回パワーポイントを使用します。また、その当時の経済学の歴史が今日の経済や社会にいかに関係するのかについてイメージできるよう、講義内容に関わる映像や写真等を適宜示したいと思います。

私のゼミ  専門演習では、経済学史・社会思想史に関連する書籍の輪読を通じて、今日の経済学とも深く関わる「不平等」や「公正」といった哲学的なテーマについて、議論します。専門演習の後半では、各自が、専門に関わる個別の研究テーマについて、研究報告を行います。その都度、一緒に議論を重ねながら、より高いレヴェルの研究へと専門性を高めていきます。教えを待つといった受け身の姿勢ではなく、主体性を発揮し、好奇心を持って、楽しくかつ自発的に研究に取り組んでいきましょう。

主な研究業績
  • 「デュガルド・スチュアートにおける経済学の目的と多様性――ジェイムズ・ステュアートの多様性論との関連で」、益永淳編『経済学の分岐と総合』(共著)、93-123頁、中央大学出版部 、2017年.
  • 「地金論争期におけるジェフリー、ホーナーとマルサス――ホーナーの金融思想に与えたマルサスの影響を中心に」、柳田芳伸・山﨑好裕編『マルサス書簡のなかの知的交流』(共著)、93‐139頁、昭和堂、2016年.
  • 『スコットランド経済学の再生――デュガルド・スチュアートの経済思想』(単著)、総280頁、昭和堂、2016年.
  • 「D.スチュアートの過剰人口論――アダム・スミスの中国論との比較を中心に」、『経済学史研究』(経済学史学会)、57(1)、73-95頁、2015年.
  • 「デュガルド・スチュアートにおける経済学と教育」、『経済学史研究』(経済学史学会)、55(2)、73-91頁、2014年.
  • 「デュガルド・スチュアートの価値尺度論」、『マルサス学会年報』(マルサス学会)、21、71-97頁、2012年.
  • 「デュガルド・スチュアートの救貧思想と貧困対策――スミス以後の貧困問題を中心に」、『経済学史研究』(経済学史学会)、53(1)、82-99頁、2011年.
  • 「デュガルド・スチュアートの穀物貿易論と啓蒙社会の構想」、音無通宏編『功利主義と政策思想の展開』(共著)、中央大学出版部、235-266頁、2011年.

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